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2018/04/26

Gunfire

アメリカで二日間だけ存在した“銃を売らないガンショップ”!果たしてその狙いとは……?

法律により銃を保有・携帯する事が権利として認められているアメリカ。
州によって強く規制されている場合もありますが、殆どの州では簡単な手続きを済ませれば十数分で購入することができ、ショットガンに至ってはホームセンターなどで安売りが行われていたりもします。

銃が好きな人にとっては、簡単に実銃が買えるアメリカを羨ましいと思うかもしれませんが、ご存知の通り銃を使った凶悪犯罪も少なくありません。
そんな「銃の規制」と「銃を所持する権利」が対立するアメリカで過去に2日間だけ出店していた幻のガンショップの存在をご存知でしょうか。

その店はなんと「銃を売らないガンショップ」という、ちょっと変わったガンショップなのです。

■購買意欲を根こそぎ奪う幻のガンショップ

今回紹介するガンショップが登場したのはニューヨーク州のマンハッタンにあるロウアーイーストサイド。

そこにある日突然、無名のガンショップがオープンしました。

実はニューヨーク州のマンハッタンはアメリカの中でもかなり規制が厳しい地区として有名で、開店と同時に様々な客が銃を求めて来店します。
銃を購入するために訪れた人たちの購入理由は様々ですが、大半の人が護身用や安全のために銃を購入しに来たのだと店員に話かけます。

そして店員はそんな客に対して一丁のリボルバーを取り出し、こう答えます

これが一番人気のある22口径の6インチリボルバーさ

客は店員が用意した銃を眺めつつ、店員のセールストークに耳を傾けますが、その直後に耳を疑うようなセリフが飛び出してきます。

この銃で5歳の子供が寝室にいた9ヵ月の兄弟の頭を撃ち抜いたんだよ

本来ならば取り出したリボルバーの取り扱い易さなどを紹介するべきですが、店員から聞かされたセリフはまさかの銃によって引き起こされた悲劇の事故

当然、銃を購入しにきた客も店員のセリフに絶句し、最終的には何も購入することなく店を後にします。

その後も、銃を購入しにきた他の客に対しても同じようなセールストーク(?)を繰り広げ、結局、誰一人として銃を購入した人はいませんでした。

いったい何故、ガンショップの店員は銃の購入意欲を下げるような事ばかり言うのでしょうか。

実はそれもそのはず、このガンショップは銃を購入しに来た人たちの購買意欲を削ぎ、銃を買わせないために開店した“偽のガンショップ”だったのです。

■偽のガンショップを開いたNPO団体「States United To Prevent Gun Violence」

このガンショップを、正確には“ガンショップに見える銃展示場”を開店したのはアメリカのNPO団体である「States United To Prevent Gun Violence」。
銃による暴力を未然に防ぐための活動をしており普段は銃の規制の促進や、銃による自殺の防止などの活動を行っている団体です。

そんな活動の一つに「銃による事故や犯罪について知ってもらう」という取り組みがあるのですが、実は今回の偽のガンショップもその取り組みの一環だったのです。

店内には本物のガンショップであるように見せかけるために、迷彩服やボディーアーマーなども展示されていますが、展示されている銃はかつて悲惨な事故や凶悪犯罪に使われた物ばかり。

また展示されていた銃は実際には販売されておらず、プライスタグの代わりに「何処で」、「誰が」、「何人を死傷させたか」などが記載されたカードが付いており、銃を手に取った人は、その銃が引き起こした悲劇を目の当たりにするという仕組みとなっていたのです。

また、この店内で起こった一部始終は隠しカメラで録画されており、その一部始終を録画した物がYou Tube上でアップロードされています。

最後にはインタビューも行われていますが、意気揚々と銃を買いに来た人たち全てが銃の所持について考えを改めており、States United To Prevent Gun Violenceの取り組みとしては大成功として幕を下ろしました。

■まとめ

いかがでしたか?
なかなかユニークな方法で活動を行ったStates United To Prevent Gun Violence

上機嫌で銃を購入しに来た人が、悲壮な顔になって店を後にする姿を見ると少々やりすぎの様な気がしないでもないですが、“銃の恐ろしさや危険を知ってもらい、銃の所持者を減らす”という事については効果絶大だったようです。

ただ、冒頭でも少し触れましたがアメリカでは銃の所持する権利が認められているのと同時に、“銃を持つ権利を侵してはならない”とも定められており、今回の偽ガンショップの件については法律に違反しているという批判の声も上がっているようです。

アメリカの「銃の所持」と「銃の規制」についての問題が解決するのはまだまだ時間がかかりそうですね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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