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今回紹介するのは19世紀頃に登場した「リングガン」と呼ばれるちょっと珍しい銃について!
このリングガンは名前の通り指にはめて使用する銃なのですが、普通の指輪にリボルバーのマガジンが付いたような姿をしており、銃好きの人や男心をくすぐる姿形をしています。
そこで今回はそんなリングガンの仕組みや性能についてご紹介していきたいとおもいます。
それでは早速紹介していきましょう!
今回紹介するリングガンが登場したのは19世紀のフランス。
19世紀と言えば産業革命の真っただ中で様々な物が生み出された時代でした。
新しい物が登場するという点については銃も例外ではなく、杖と銃が一体化したステッキ・ガンや懐中時計と銃が一体化したポケットウォッチ・ガンなど様々な銃が登場しています。
ちなみに余談ですがルパン三世でお馴染みの峰不二子が愛用するデリンジャーも19世紀に誕生した銃だったりします。
そんな産業革命の中で生まれたのが今回紹介する「Le Petit Protector(プチ・プロテクター)」と呼ばれるリングガン。
冒頭でも少し触れましたが、従来の指輪にリボルバーのマガジンが備え付けられている非常に変わった形をした銃です。
指輪部分についてはドイツ製の銀で作られていると言われており、外周には「Le Petit Protector」と彫られています。
ただLe Petit Protectorは現存するものの、詳細については不明で「女性の護身用のために製造された」と言われていますが何のために作られたか、本当のところは判っていません。
このLe Petit Protectorは銃という以上、実際に弾丸を発射することができます。
となると、気になるのは仕組みや威力。
まずLe Petit Protectorの仕組みから紹介していきますが、Le Petit Protectorはリボルバーのようにも見えますが、弾倉が銃身を兼ねているためリボルバーというよりかはペッパーボックスピストルと同じ部類に分類させるようです。
ちなみにペッパーボックスピストルとは銃身を複数本束ねて、その銃身本体を回転させることで連射を可能にした銃の事で、簡単にいうとリボルバーの弾倉とバレルが一体化した銃の事です。
そして弾丸の発射方法ですが、雷管に繋がる棒が薬莢から垂直に伸びており、その棒を指輪のパーツが叩く事で薬莢に詰められた火薬が爆発し弾丸が発射されるという仕組みになっています。
発射される弾丸の大きさは約4ミリでサバイバルゲームで使用するBB弾より一回りも小さく、威力としては“ブリキの缶の片面に穴が開けることができる程度”と言われています。
本格的な護身用の銃というよりかは“ちょっと変わったアクセサリー”や“工芸品”としての意味合いのほうが強そうですね。
今回紹介したLe Petit Protectorはあくまで19世紀に作られた物ですが、リングガンの仕組み自体は割と海外では人気のようです。
その証拠にYouTubeなどではリングガンを自作し、実際に射撃した際の動画などが数多くアップロードされています。
日本では当然銃刀法違反のため製造することができませんが、海外では3Dプリンターで自作する人もいるようです。
一目見て銃と分かる形状から暗殺やスパイ映画御用達の武器というわけでは無く、どちらかというとおしゃれの意味合いが強いLe Petit Protector。
実は他にも「Femme Fatal」と呼ばれるLe Petit Protectorを一回り小さくしたようなリングガンも存在しています。
ちなみに「Femme Fatal」は「魔性の女性」という意味があるようです。
「小さな守護者」と「魔性の女性」……。
何やら意味深な組み合わせに感じるのは私だけでしょうか……?
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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