- コラム
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みなさんは戦争映画やFPSゲームで“着ぐるみのように全身を覆う巨大な緑色のアーマー”を見た事がありますか?
まるで宇宙服を連想させるような巨大なアーマーですが、実はそのアーマーは「EOD」と呼ばれる対爆発物用のプロテクタースーツなのです。
このEODは日常生活ではまず見かけることの無いとは思いますが、数々の賞を受賞した爆発物処理班を描いたハリウッド映画「ハートロッカー」や、FPSゲームである「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」や「PAYDAY」などで登場し、以外と知名度は高かったりします。
そこで今回はEODの性能や仕組みについてご紹介したいと思います。
まずEODの正式名称からご紹介しますがEODとは「Explosive Ordinance Disposal」の略称で、日本では防爆スーツや防爆防護服と呼ばれています。
最近では様々な国で製造されているため、色々な種類がありますが、よく映画やゲームなどで登場する黒色のアーマープレートにグリーンのスーツのEODは「MK5」という種類で元々はカナダのメーカーの製品だったりもします。
そしてこの巨大なスーツの総重量はなんと約45㎏!
内訳としてはスーツ本体が25㎏、胴体を守るプレートが15㎏、ヘルメットが5㎏となっています。
恐るべき重量のEODですが、一昔前に一般女性がEODを着用した動画がアップされ、一部で話題となりました。
この動画は爆発物処理班に所属する男性が婚約女性に自分のスーツを着せた時の物らしいのですが、このEODがどれぐらい重いかがよく分かる動画となっています。
また、このスーツに使われている素材は最近様々な物に使用されているケブラー素材。
ケブラー素材は同じ重さの鋼鉄の約5倍の強度をもつと言われており、最大630m/sの爆風から使用者を守ってくれます。
そしてプレート部分についてはクラスIIIAの防弾能力を持っおり、クラスIIIAはボディーアーマーでいうところの.44マグナムや9mmのフルメタルジャケット弾(完全被甲弾)を止める性能を持っています。
ちなみに日本でもEODは使用されており自衛隊や機動隊などに配備されています。
最近では2014年の11月29日に東京潮見駅で爆弾騒ぎがあったときに使用されていたりもします。
かなりの防御力と耐久性を誇るEOD。
一部ではFPSゲームの影響で「EODを着ればほぼ無敵」といったイメージがありますが、実際のところはほとんどお守りレベルだとか。
実はEODは「爆発物を解除する」という特殊な任務の関係上、精密作業を行うために手首から先は露出しており、保護されていません。
また上記では“クラスIIIAの防御力がある”とご紹介しましたが、クラスIIIAで守られているのは頭部と胴体部のみであり手足についてはそこまで防御力があるわけではありません。
小規模な爆弾であれば爆発しても命を落とすことは少ないものの手足や指を失う危険性が高く、ビルなどを破壊するほどの大規模な爆弾であればEODを着込んでいたとしてもまったく関係なかったりもします……。
一般人では歩くところか着用することすら困難なEODですが、海外で「EODを着てハーフマラソンを走る」というイベントが開かれました。
このイベントはアメリカ海兵隊が主催で行ったイベントで、負傷した兵士達の勇敢さを称えるチャリティーイベントという側面もあります。
ちなみにこのイベントに参加したのはアメリカ海軍に所属するダニエル大尉。
ダニエル大尉はなんと約45㎏もの装備をつけたまま21㎞を完走するという偉業を成し遂げ、現在はギネス記録に登録を申請中なのだとか。
人間の可能性は計り知れませんね……。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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