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2018/03/20

Gunfire

狩猟免許取得支援企画!第3回「猟友会ってそもそも何なの?」

今回ご紹介する内容はズバリ「猟友会」について!

皆さんは「猟友会」と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか。

一般的なイメージとしてはオレンジ色の帽子とベストを着て狩猟をしたり、人里に下りてきたイノシシやクマなどの有害鳥獣の駆除をしている人達を思い浮かべるのでは無いでしょうか。しかし、猟友会に参加している会員の殆どは猟友会からお給料をもらっているわけではなく、普段はごくごく普通の会社員や農家の人たちだったりします。

そこで今回は知名度は高いものの、活動内容や組合員についてはベールに包まれている猟友会についてご紹介したいと思います。

■大日本猟友会と都道府県猟友会

実は猟友会とはそもそも狩猟を行う人たちが集まった一般社団法人で、普段は「猟友会」と一括りにされている事が多いのですが実は大きく分けて“二つの猟友会”が存在します。

それは「大日本猟友会」と「都道府県猟友会」。

大日本猟友会とは都道府県猟友会を束ねる組織であり、いわば猟友会の総本山のような組織で普段は野生鳥獣の保護や狩猟者たちの救済事業を行っています。

一方で各都道府県猟友会は各都道府県に事務所を持ち、狩猟者達の狩猟者登録の取りまとめや案内の通知、有害鳥獣の駆除の手配などを行っています。

これから狩猟を始めるために猟友会に参加する場合は「都道府県猟友会」に参加することとなりますが、都道府県猟友会の上層部に大日本猟友会があるため間接的ではありますが大日本猟友会にも加入する形となります。つまり、私たちが目にするオレンジ色の帽子とオレンジ色のベストを着た猟師の大半は別に本業を持つ都道府県猟友会の会員なのです。

■狩猟を始める場合は猟友会に入らないといけないの?

狩猟に興味がある人に良く聞かれる質問として
狩猟を始めるには必ず猟友会に入らないといけないのか
というものがあります。

この質問についての答えはズバリ「No」。

猟友会はあくまで共済活動を行っているだけなので強制参加の義務はありません。

猟友会に加入せず1人で狩猟を行いたい人や会員費の支払いに抵抗がある人は免許を取り、正規の手続きを踏めば猟友会に加入しなくても狩猟を行うことができます。しかし、猟友会からの案内や通知、狩猟ベストの配布などの恩恵は受けとれなくなります。

また、一番のネックは「ハンター保険」。
次回の狩猟者登録についてご紹介する際に詳しく説明しますが、狩猟をするためには事故が発生したときを想定して3000万円の支払い能力があることが条件になっています。
しかし、3000万円の支払い能力を持つひとはごく僅かで殆どの人はハンター保険と呼ばれる団体保険を使用するのですが、猟友会に参加していない場合は団体保険に加入できません

実際、猟友会のデメリットは会員費の支払いがあるという点ぐらいで、メリットの方がはるかに上回るため、殆どの人が猟友会の会員となっています。

■まとめ

まるでお抱え猟師を持つ狩猟者集団のようなイメージがある猟友会ですが、実際は社会人や定年を迎えた方々で構成されている共済組合である猟友会。

しかし、年々狩猟者の数は減る一方で猟友会にも高齢化の波が押し寄せてきています……。実際に街中に降りてきたイノシシやクマなどの駆除に当たっている人はご高齢の方々ばかり。中には若い方もいらっしゃいますが、そういった方のほとんどは平日の昼間は本業があるため有害鳥獣には参加できません。

農家を有害鳥獣の被害から守るためにも、興味があれば是非とも猟師を目指してみませんか

若い人は蔑ろにされるイメージがあるかもしれませんが、最近では若い人の助けが必要不可欠なため、かなり重宝してもらえますよ。

狩猟免許取得支援企画シリーズはこちらから

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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