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2018/03/18

Gunfire

銃乱射事件の波紋が思わぬ方向へ!銃は規制せずゲームを規制!?

ここ数年、アメリカでは毎年のように凶悪な銃乱射事件が発生しています。

極悪で非道な犯罪事件に巻き込まれた人々は団結し、国に対して銃を規制するように呼び掛けていますが、その気配は一向にありませんでした。

しかし、数ある銃乱射事件の中でも2018年2月に発生したフロリダ州にあるダグラス高校で発生した銃乱射事件が思わぬ所に波紋が広がろうとしています。

その矛先はなんと「ゲーム業界」。

銃乱射事件で銃が規制されるのは想像できますが、銃では無くゲームが規制されるという動きが出てきました。

今回はそんなアメリカで発生した銃乱射事件を取り巻く現状についてご紹介したいと思います。

■2018年2月に起きたダグラス高校銃乱射事件

今回の話の発端となった事件は冒頭でも触れましたがアメリカのフロリダ州にある、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で発生した銃乱射事件。2018年の2月14日に発生したこの事件はニコラス・クルスという19歳の少年によって引き起こされました。

実はニコラスは元々、このダグラス高校に通っており以前に退学処分を受けた元生徒でした。そんなニコラスは何を思ったのかAR-15ライフルを学校内に持ち込み5つの教室で銃を乱射。そして生徒や教師を合わせ17人が死亡するという大惨事に発展してしまったのです。

■銃を規制するのでは無く、ゲームが規制に……?

今回の事件を受け、トランプ大統領は2月21日に遺族や過去に起きた銃乱射事件の被害者たちを招き入れ、そこでは遺族や被害者たちが銃の規制について強く訴えかけられました。

一方でトランプ大統領は銃を購入する際の身元調査を強化に対応すると約束したものの、銃規制に対しては、「銃器を上手に扱える教師がいれば、攻撃をたちまち終わらせられるかもしれない」、「狂った人間は臆病者だから、銃のない場所には攻撃に行かない」と述べ、銃の規制については真っ向から反対しました。

しかし、一方でトランプ大統領は「“暴力性の高いゲームが若者の考え方を形成している”」と発言し銃ではなくゲームや映画の表現を規制する考えがあると発表したのです。

■実際にデモが中止となったVRゲーム「Bullet Train」

出典:Conservative Political Action Conference

今回の一連の事件の影響で実際にデモ体験が中止になったゲームがあります。

そのゲームはアメリカのフェイスブック社がCPAC2018(保守政治活動協議会)に出展していたブースでデモ体験を行っていたVRゲーム「Bullet Train」。

Bullet TrainはEpic games社が開発した駅構内で敵と銃撃戦を繰り広げるゲームなのですが、VR(仮想現実)技術を活用することで、まるで自分自身が本当に駅構内にいて銃撃戦を繰り広げているかのような感覚を味わえるゲームとなっています。

しかし、乱射事件が発生してからというもの、公共の場で銃を乱射するというゲームのデモ体験に対して疑問や講義の声があがり、最終的にデモ体験は中止になるという事例も起こっています。

■まとめ

意外な方向に話が進みつつある銃乱射事件。何故銃を規制しないのかという疑問も挙がっているようですが、実はアメリカには
国民が武器を保持する権利は侵してはならない
という法律が存在し、そう簡単には規制は難しいようです。

ただ、今回の規制の対象がゲーム業界に向いた事については疑問を抱いている方も多いようで、今後の動向が気になるところですね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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