護身武器の新しい形「Salt Home Defense Gun」！塩で犯人を撃退する時代に！

今回紹介するのはアメリカで注目を浴びている護身用武器である「Salt Home Defense Gun」について！

Salt Home Defense Gunを無理矢理に直訳すると「塩自己防衛銃」となるわけですが、実はこのSalt Home Defense Gunは名前の通り“塩を弾丸”として発射するちょっと変わった護身銃なのです。

しかも発射された塩にもちょっとした仕掛けが……。

それでは早速紹介していきましょう！

■Salt Supply社製「Salt Home Defense Gun」！

出典：Salt Supply

この銃を開発したのはアメリカに本社を置く「Salt Supply」社

まるでマグナム銃のような外見のSalt Home Defense Gunですが、この銃から打ち出される弾丸はもちろんマグナム弾ではなく冒頭で紹介した「塩」。

発射される塩は直径約1cm程度のカプセルに封入されており、着弾したさいに破裂し周囲約1ｍ程度に霧散する仕組みとなっています。

そして実はこの塩はただの塩ではありません。この塩の中には超強力な唐辛子や化学薬品が含まれており効果は軍隊が使用している催涙ガスに匹敵するほど。身体に直撃すれば撃たれた痛みだけでなく、催涙ガスを浴びた時のように一時的な失明や呼吸困難、皮膚の燃えるような痛みなどが最大約50分程度続く仕組みとなっています。

ちなみにSalt Home Defense Gunの動力は火薬では無くCo2ガス。

サバイバルゲームなどに使われるような小型のCo2ボンベを使用しており、結論から言うと超強力なCo2ガスガンといったところでしょうか。

射程も約50ｍ（150フィート）、初速も約97 m / sと日本で販売されているエアガンとよく似ていますが撃ちだされる弾丸は約1cm級。

射程や初速は似通っていますが威力はかなりの物となっています。

■Salt Home Defense Gunの魅力

非常に面白い仕組みのSalt Home Defense Gunですが、実はアメリカでは粉末唐辛子や催涙ガスを使用するような銃は様々な物が存在します。

一般的にそれらの銃を「ペッパーガン（Pepper Spray Gun）」、もしくは「ペッパースプレーガン（Pepper Spray Gun）」というのですが、基本的にはSalt Home Defense Gunと同じ仕組みになっています。

しかし、今までのペッパーガンと比べてSalt Home Defense Gunは弾丸をカプセル状にすることで射程が伸び、相手に近づくことなく効率的に催涙ガスを浴びせる事ができるようになっています。

実はペッパーガンにとって射程は非常に重要で、その理由は射程が短いと風向きによっては自分自身までもが催涙ガスの被害にあってしまうからです。

また、非殺傷性のため誤射による二次被害や家具などの破損、そしてCo2ガスを採用していることで低反動を実現し女性でも使用できるといった様々なメリットがあるのです。

■まとめ

いかがでしたか。塩のカプセルを使用するという今まで存在しなかった護身銃「Salt Home Defense Gun」。銃刀法の関係上、日本では当然ながら購入することはできませんがアメリカではアマゾンでも普通に販売されているようです。

さすが銃大国アメリカといったところでしょうか……。

ちなみにお値段は日本円にして約3万5千円。高いのか安いのか微妙なラインといったとこですね。

あと、この外見を見てロボコップガンを思い出したのは私だけでしょうか……？