狩猟免許取得支援企画！第2回「意外と安く獲得できる狩猟免許」

前回では狩猟免許と狩猟免許取得方法についてご紹介しましたが、今回は狩猟免許にかかる費用についてのご紹介です。

前回記事：狩猟免許取得支援企画！第1回「狩猟免許ってどうやってとるの？」

「動物を狩猟するために必要な免許」と聞くとそこそこ高額な費用がかかるように思われるかもしれません。しかし、狩猟免許にかかる費用は意外と安く、上手くいけば1万円以下で取得することができます。

そこで今回は「狩猟免許にかかる費用」の詳しい内訳についてご紹介していきたいと思います。

■狩猟免許にかかる費用

狩猟免許を取得する上で発生する費用は大きく分けて3つあります。

その3つとは「試験代」と「診断書代」と「狩猟免許試験予備講習会代」で一般的には15,000円前後かかるのが一般的のようです。

それではその15,000円の内訳についてご紹介していきます。

・狩猟免許試験代（5,200円～15,600円）

これは狩猟免許を取得する上で絶対必要な狩猟免許試験の試験代です。試験代は5,400円と意外と安価なのですが、狩猟免許には「網猟」「わな猟」「第1種銃猟」「第2種銃猟」の4種類があり、自分が行いたい猟法の全ての試験に合格しなければなりません。そして試験代はそれぞれ個別となっているため、例えば「自分の畑を守るために罠を置く」というだけであれば「わな猟」の5,200円のみとなります。一方で「普段は罠を仕掛けて狩猟を行い、週末は仲間で追い山（猟銃を使った猟）をする」という場合は「わな猟」と「第1種銃猟」が必要となり10,400円の費用が発生します。
 

・医師の診断書代（約5,000～10,000円前後）

狩猟免許は統合失調症や躁鬱病、薬物中毒者などに該当する人は免許の交付を受けることができません。そのため、狩猟免許試験を受験する際には上記の病気に該当していないという事を証明するために医師の診断書が必要となります。ちなみに診断書の発行は健康保険が使用できないので自由診療となる上、診断書代は病院によって自由に決めることができるので1,000円程度で発行してくれるところもあれば、10,000円近くかかるところもあります。安く済ませたい場合は事前にいくらかかるかを問い合わせたほうがいいでしょう。
 

・狩猟免許試験予備講習会（約2,000円～15,000）

そして最後が「狩猟免許試験予備講習会」の費用です。前回でも狩猟免許試験予備講習会について紹介しましたが、猟師の知り合いがいる場合は別ですが、何も知らない状態から狩猟免許の取得を目指す場合、何を勉強すればいいのかわからないと思います。

そんな悩みを解決してくれるのが「狩猟免許試験予備講習会」

狩猟免許試験予備講習会とは猟友会が開催する狩猟免許試験の勉強会で、そこでは試験の出題ポイントや猟具の解説、猟銃の取り扱い方法など親切丁寧に教えてくれます。この狩猟免許試験予備講習会は各都道府県で実施されているのですが、講習会代が統一されておらず安い県では2,000円前後、高い所では12,000円とかなりの差があります。有害鳥獣の被害が多く、新しいハンターを育てたい県はかなり安く設定されているようです。

ちなみにこの狩猟免許試験予備講習会は試験をうける上で必須の講習ではありません。しかし狩猟免許試験予備講習会を受講すればほぼ間違いなく試験に合格できますので、一発合格を目指す人は是非受講をおすすめします。

■まとめ

いかがだったでしょうか。

ちなみに私が狩猟免許を獲得した際に発生した費用は
・診断書代：約5000円
・講習会代：約12,000円
・免許代（わな、第1種銃猟：10,400円）
であり、合計で約27,400円でした。

私の住む県では講習会の費用が高く、また2種類の免許を獲得したため3万円近くかかってしまいましたが、最近では狩猟免許の取得について助成金を出す県も増えてきており、ほとんど無料で取得できる場合もあるようです。

もし、これから狩猟免許の獲得を目指している人は「お住まいの市町村名　狩猟免許　助成金」で検索してみてくださいね。

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