初心者向け企画！ サバゲ女子と一緒に、ミリタリーショップ店長に装備の選び方を聞いてみた

サバゲーマーの皆さんこんにちは。年々そのわがままボディっぷりが増しているせいで、自分が着られるサイズの装備が少なくなってきており超焦ってるマロダルマです。

今回は、お知り合いのレイヤー兼サバゲー女子の方2名から。

「かっこいい装備の着かたを知りたい！ 撮影でもサバゲでも映える装備を着たい！」
「でも、初心者が知識ゼロの状態でミリタリーショップに行ってもわけがわからねえ！ 棚に置いてるポーチが何を入れるものなのかすら全然わからん！ 知識がほしい！」

という話を聞いたので、

「じゃあ、装備のことをよく知ってる人に聞いて、装備の選び方を勉強してみようぜ！」

と、とあるミリタリーショップの店長さんに講師役をお願いし、初心者向けの装備コーディネート方法を聞いてきました。

これは僕の肌感覚の話なのですが、「サバゲーやるならカッコいい装備着てやりたい！」
「でもどこから手を付ければいいかわからねー！」という人は実は意外と多い、と感じています。
そういう迷える初心者さんは要チェックだ！




今回の企画の参加者は、度々記事でも話題にしているお知り合いの女性レイヤー「黒機ひつじ（@kurohi2）」さんと「奏音（@kanon_fun）」さん。




装備について色々指南してくださる講師役は、大阪難波にあるミリタリーショップ「リベレーター（http://liberator.jp/）」の吉久店長にお願いしました。




リベレーターはG&Gほか海外メーカーの最新電動ガンを中心に、CONDORの各種タクティカルギアや実物光学機器も取り扱っており、修理対応もしてくれると品ぞろえもアフターサービスも手厚いお店です。みんなぜひ行こうな！！！

■装備を選ぶときのポイント

キーワードは「キャラ設定を練る」
後々出てくるワードなので、これを頭の片隅に置いて読み進めてください！

装備の選び方を学ぶにあたって、最初に吉久店長から写真の紙を渡されました。その紙を見てみると、自分のなりたい理想にあわせて選択肢にマークしていくようになっており、どういう装備をチョイスしていけばいいのかおのずと見えてくるようになっているという特別サービス。やべえ手厚い！
これに色々書き込みながらレクチャーを受けていたのですが、絵面がさながら研修のようでなんだかおもしろい。

1.どういうスタイルでゲームをするのか

まず初めに吉久店長に説明されたのが、「サバゲー装備ってぶっちゃけガッチリ着込まなくてもええんやで」ということ。安全のためのゴーグルとマスクさえしっかり着用していれば、あとは予備マガジンを数個携行していれば十分なのです。というか、ゲームでの効率を考えると軽装の方が動きやすく、断然有利だったり……

それでもあえて色々身に着けるサバゲーマーは、言ってしまえばコスプレをして楽しんでいるようなもの。なりたいものに如何にしてなりきるか、を追求するのも立派なサバゲーの楽しみ方なのです。
まずはショップに行く前に、「自分はゲームで有利になる装備が欲しいのか、はたまたコスプレ的な見栄えの良さを求めているのか？」ということをはっきりさせておくと良いでしょう。
今回ご一緒したお姉さま二人は生粋のレイヤーということもあり、がっつり装備をキメてサバゲーする気満々。
そのため、今回はコスプレ寄りの、見栄え重視の装備をする場合のコーデを教わることになりました。

2.キャラ設定を練る

本職の軍・警察機関の隊員たちが身につけるヘルメットやプレートキャリア、その他無数のミリタリーギアには、「なぜそれを着用するのか」という理由がきちんとありますが、サバゲーにおいても、「なぜその装備が必要なのか」という理由がはっきりしていると、自分の装備により説得力をもたせることができます。
そして、装備に説得力を持たせるために必要なのが、冒頭で上げた「キャラ設定を練る」こと。自分は一体どこの誰なのか、どういうスタイルで戦場を駆けるのか、を本気で考えるのです。
恥ずかしがるんじゃない！ 某サバゲー漫画でも言ってたでしょう！ “これは遊びだ！ マジでやれッ！”
まずは自分のキャラ設定を考えて、「その設定を実現するにはどんな装備が必要なのか」を調べてみるのが良いでしょう。

3.装備を選んで着てみよう

設定を考えたら、それにあわせて装備を選んで集めていくのですが、やはり実際にお店で選んで試着しながら選ぶのが一番確実です。
このとき「自分の設定だとどれくらいのボリュームになるのかな？」ということを頭に置きながら選ぶと、バランスを取りやすくなります。
例えば、最前線で戦う歩兵という設定にするなら、生存率を高めるために必然とボリュームマシマシの装備になります。銃弾や破片が飛び交う戦場で、BDU（迷彩服）だけで駆け回るのはリスクが高いですからね！
一般的な歩兵はアサルトライフルやハンドガンを装備しているので、それらの予備マガジンとマガジンポーチも複数必要でしょう。

とはいえむやみやたらにボリュームを上げすぎると動きづらいですし、とくに女性や体格の細い男性がごついベストを着こんでも、サイズが合わなかったりしてちぐはぐな印象になります。その人の体格にあった装備が一番似合うので、試着してみて「これなんか違うな」と思ったら、自分の体型を考慮して設定を練りなおしましょう。
ちなみに、細身の人には“チェストリグ”がおすすめです。

サブマシンガンを装備して、ホルスターやポーチ類をコンパクトにまとめると機動力も上がりますし、超かっこいいと思います。




あんまりゴテゴテ盛らなくても、「特殊任務を帯びたエージェント」的な設定で、ボリュームを抑え、私服になるべく近い服装でセットアップすると……
ほら、なんだかそれっぽくない？
装備は無数の種類と組み合わせがありますから、とにかく試着しながら自分の理想の設定に近いものを探していきましょう。

■まとめ

サバゲーで仰々しい装備を全員が身に着ける必要は欠片もないのですが、フィールドやネットで他の人のキマった装備を見ていると、「自分もああなりたい！」と思うのが人情というもの。
そんなときに大事なのが「設定」です。
ただなんとなくショップに行くよりも、「ワイは！！ こうなりたいんや！！！！」という理想像をはっきりさせておいた方が選びやすいのは間違いありません。
警察官、傭兵、スナイパー、暗殺者、ギャングやマフィア、ロボット、サイボーグ、妖怪、宇宙人etc……
ぼんやりと「〇〇風の装備」とかでもいいので、自分の中二病ハートに火をつけて、何になりたいのかマジで考えてみようぜ！