- コラム
『スポーン』赤いマントにマシンガン、アメコミ映画CG時代の幕開け的作品!
2018/01/11
笹木恵一
すごいー! たーのしー!
2018/01/25
笹木恵一
『コブラ』は1986年に公開されたシルベスター・スタローン主演のアクション映画。監督は『ランボー・怒りの脱出』を監督したジョージ・P・コスマトス。原作はポーラ・ゴスリングの小説『逃げるアヒル』で、1995年には同じ原作を基にした別作品が『フェア・ゲーム』のタイトルで映画化されている。
出典:Amazon Primeビデオ
凶悪な連続殺人事件が勃発。被害者は皆、鋭利なナイフや斧でめった刺しにされるという残忍な手口で殺されていた。それは新世界創造をもくろむ狂信的な殺人集団の仕業だった。偶然犯行現場を目撃してしまったモデルのイングリットは犯人グループから命を狙われることに。彼女のボディガード及び、犯人グループ壊滅の為、正攻法では逮捕できない凶悪犯人をぶっ殺しまくるはみ出し刑事マリオン・コブレッティ、通称“コブラ”が立ち上がった!
元々は『ビバリーヒルズ・コップ』のタイトル。パラマウントで映画化される予定でスタローン自ら脚本を執筆したがパラマウント側がその脚本に難色を示しスタローンは役を下ろされたが、キャノンフィルムズによって製作されワーナーで配給されたのが本作だ。ちなみにヒロインを演じたブリジット・ニールセンとスタローンはこの頃結婚していて、夫婦でW主演という事になる。主人公のキャラクター性等ダーティ・ハリーを意識した部分もあり、ダーティ・ハリーでスコーピオンを演じたアンドリュー・ロビンソンが主人公と何かと反目しあう刑事役で、ハリーの相棒チコを演じたレニ・サントーニがコブラの相棒をそれぞれ演じている。
出典:Amazon Primeビデオ
90年代辺りまでは夜の映画番組で放送されていて、筆者も初見は日曜洋画劇場だった気がする。当時は子供だったこともあり特に何も思わずに見ていたが、今見てみるとなんというか、これでもかといわんばかりの強烈すぎる80年代の空気に頭がどうかしそうになってしまった(笑)
なにかと挿入されるポップミュージック、やたらとボリューミーな女性達の髪型、厚化粧。今のご時世だったら大問題になりそうな、芸能界の権力者による強引なセクハラ描写など、当時は真面目に作っているのかもしれないが、今となっては笑わずにはいられない演出が目立って最高だ。敵の死にざまも最近の映画と比べてやたら地味なんだけどえらく残酷。サブマシンガンで車のボンネットを撃っただけで大爆発し、跡形もなく解体されてしまうのも、今見るとちょっと無理があるんじゃないかと思えてテンションは上がりっぱなし。
極めつけはカッコいいんだか悪いんだかよくわからない、しかしスタローンがやるからヤバいくらいカッコイイ。普通の人は絶対に真似しないことをお勧めする行動の数々を紹介しよう
縦列駐車をするのに、何度も車を前後に動かすのは負け犬のすることだ。前の車にぶつけて押しのけろ! ぶつけられた車のドライバーが文句を言ってきたら、そいつのシャツをビリビリに引き裂いてやんな! スタローン以外がやったら確実に弁償させられるから絶対に真似しちゃだめだ!
家の中でもサングラスと皮の手袋を外さないのは強い男の証! 細かい作業ができないし、暗くて不便なんじゃないかって?それは君が男としてひ弱すぎるからさ! スタローンレベルになれば手袋とサングラスを10枚重ねた状態でも暗室ではんだ付けができるに決まってる!
上記2つをクリアした真の男にのみ許されるのが、劇中でスタローンが愛用している『WA コルト ゴールドカップ ナショナルマッチ』だ。専用のグリップにはカッコよすぎるコブラの柄! ガスガンも発売されている! もし君が真の男なら、サバゲーで使ってみてもいいんじゃないかな?
冗談はさておき今見ると少しきつい部分もあるかもしれないが、80年代が好きだ、あの頃の空気に触れてみたい、気軽に観れる映画を探しているという方にはおすすめの一本である。
幼稚園時代からレンタルビデオ屋に足しげく通い、多くの映画や特撮、アニメ作品を新旧国内外問わず見まくる。
中学時代に007シリーズにはまり、映画の中で使用される銃に興味を持ちはじめる。
漫画家を目指すも断念した過去を持つ(笑)。
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