- コラム
スナイパー必見! 映画「アメリカン・スナイパー」と使用されたスナイパーライフルについて!
2017/11/11
Gunfire
すごいー! たーのしー!
2018/01/4
Gunfire
戦争映画の歴史を塗り替える程に大ヒットした大傑作映画「アメリカン・スナイパー」。サバイバルゲームプレイヤーの方やミリタリー映画好きの人は既にほとんどの人がご覧になったのではないでしょうか。そんな大ヒットした映画に、まるで対抗するかのような映画が誕生するという話が出てきています。
その映画の名前は「イラク・スナイパー」。
今回はアメリカン・スナイパーによって生まれようとしているもう一つのスナイパーの映画についてご紹介していきます。
まだアメリカン・スナイパーを見ていない人やご存じのために簡単にアメリカン・スナイパーについて簡単に紹介したいと想います。
アメリカン・スナイパーとはイラク戦争が舞台の戦争映画で、ネイビー・シールズに実在した“伝説”の異名を持つ凄腕スナイパー「クリス・カイル」が主役の映画です。
この映画では普通の戦争映画とは違い主人公がスナイパーのため、スナイパーとしての戦争が描かれており非常に緊張感がある一方で、次々に敵対勢力を狙撃するクリスも母国に帰れば一人の心優しい父親というギャップも描かれており非常におもしろく個人的にもおすすめの一作です。
この映画はクリス・カイルの自伝である「ネイビー・シールズ最強の狙撃手(原題:原題: American Sniper: The Autobiography of the Most Lethal Sniper in U.S. Military History)」を原作に作られているのですが、自伝の中、つまりクリス・カイルにとってアメリカ軍は絶対正義であり、敵対勢力である絶対悪として描かれています。
そのため、映画にもアメリカ軍が正義であるという特色が強く表れています。
しかし、戦争や紛争はあくまで立場や考え方が違う事で生じるのであって、世の中には絶対正義や絶対悪は存在しません。つまりイラク側にはイラク側の正義や都合がある訳ですが、アメリカン・スナイパーではイラク側の正義や都合についてはほぼ描かれていないのです。
そんな一方的な視点から描かれた映画に疑問を抱いた一人の映画監督がイラク側の視点を描こうと立ち上がったという訳です。
今回の“対”アメリカン・スナイパーの映画を企画しているのはエジプトの映画監督「エミール・サラマ(Amr Salama)」。
日本ではあまり有名ではありませんが国際映画祭などで受賞した事のある実力派の映画監督です。
サラマ監督はアメリカン・スナイパーを見た時にアメリカ側が絶対正義であるという描写に疑問を抱き、アメリカン・スナイパー内で描かれたイラク戦争とは別の視点から、つまりイラク側から見た描写も必要だと考えこの企画を立ち上げたそうです。
とはいっても、アメリカン・スナイパーを批判したり否定するような内容ではなく、あくまでイラク側にも正義や都合があり、テロリズムに参加せざるを得ないといった人間ドラマを描いていきたいと語っています。
映画のネタバレになるのでまだ映画を見ていない人のために詳細は伏せますがアメリカン・スナイパーの映画内に対抗勢力であるイラク側にもかつてオリンピック選手であったという「ムスタファ」という凄腕のスナイパーが登場しています。
最終的にはクリス・カイルとムスタファが対決する構図になるのですが、そのムスタファがイラク・スナイパーの主人公として採用されようとしています。
ムスタファ役はサミー・シークという俳優が演じているのですが、サミーはサラマ監督とのつながりがあり、今回の出演のオファーについて肯定的な返事をしているとの事です。
アメリカン・スナイパーを生んだ監督は誰もが知るクリント・イーストウッド。
そのクリント・イーストウッドの作品の中にアメリカ側と日本側からの双方からの視点を描いた映画「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」があります。
もしかしたら第二の双方向の視点からみた戦争映画になるかもしれませんね。
公開日なども気になるところですが、残念ながら現在はまだ企画の段階で撮影すら始まっていないようです。
アメリカン・スナイパーが名作だった分、ハードルも高そうですが、戦争映画好きの方は是非、今後登場するかもしれないイラク・スナイパーに期待したいしましょう。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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