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2017/11/9

笹木恵一

インプットマグナム ポケベル時代の昆虫戦士!

重厚ビーファイター』は1995年の2月から放送されたメタルヒーローシリーズ第14弾だ。

出典:Amazonビデオ

異次元からやってきた悪の軍団『ジャマール』が地球を征服しようと攻撃を仕掛けてきた。強力な異次元からの侵略者には人間の科学技術は全く歯が立たなかった。昆虫界の長老『老師グル』が人間たちの作った不完全な戦闘用アーマーに昆虫の力を与え、地球を守る正義の鎧『インセクトアーマー』が誕生する。インセクトアーマーに選ばれた3人の若者たちは『重厚ビーファイター』となり、ジャマールとの戦いに挑んでいくのだった!

前作の『ブルースワット』では重厚なSF設定や人間ドラマが高年齢のファンから高い評価を得たものの、メインターゲットである子供たちからの支持を得られたとはいいがたい内容だったためか、今作はオーソドックスでわかりやすいヒーローモノとなった。モチーフにも子供たちに人気のある昆虫が選ばれており、主人公の3人はそれぞれ雄カブトムシ、雌カブトムシ、クワガタムシを模したヒーローに変身する。変身の掛け声や必殺技の描写等、またシリーズ初期の宇宙刑事シリーズに登場した『魔空空間』を思わせる『ガォームゾーン』の設定等、原点回帰的な要素も含まれていた。
もう一つのテーマとして90年代に盛んだった環境保護も掲げられているのだが、世相を反映した要素は彼らの使用する武器にも表れている。



出典:Amazonビデオ

インプットマグナム』は、劇中最も活躍したメイン武器となる光線銃だが、とてもユニークなギミックを備えている。銃の側面に設置されたテンキーで3つの数字をインプットすると発射される光線の種類が変わるというものだ。当時発売された玩具でも数字の組み合わせによって発射音が変わるようになっていた。例えば『010』なら冷凍ビーム、『818』なら火炎放射といった具合に、これはそれぞれ『0(れい)10(とお)』『8(ふぁ)1(い)8(や)』といった語呂合わせになっているのだが、これは当時最盛期を迎えていたポケベルの影響が強いものと思われる。当時ポケベルで『114106』や『11014』なんて送りあっていた方もいらっしゃるのではないだろうか。筆者は当時、毎週ビーファイターを楽しみに待っているチビッ子だったが、大人がまるで秘密の暗号を送りあっているのを不思議に、ちょっとだけカッコよく思っていたものだ。いつの時代も子供は大人の真似事をしたがるもの、インプットマグナムのシステムは大人たちの真似事+カッコイイ光線銃という子供にとって魅力的過ぎるアイテムだった。秋のお祭りの出店でおじいちゃんに買ってもらってボロボロになるまで遊んだものだ。



出典:Amazonビデオ

ヒーローのアイテムというのは時代ごとの流行と、普遍的に子供たちに愛されるものをマッシュアップし、大人に憧れる子供向けにアウトプットしたものである。古いヒーロー番組を見ると当時の文化に触れることができるのだ!
そう、老師グルが次回作の『ビーファイターカブト』ではなぜか老師としか呼ばれなくなったのもきっと何かあったに違いないんだ!

笹木恵一

幼稚園時代からレンタルビデオ屋に足しげく通い、多くの映画や特撮、アニメ作品を新旧国内外問わず見まくる。
中学時代に007シリーズにはまり、映画の中で使用される銃に興味を持ちはじめる。
漫画家を目指すも断念した過去を持つ(笑)。

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