- コラム
ゴジラと最前線で戦った人物ランキングTOP 10!
2017/11/16
笹木恵一
すごいー! たーのしー!
2017/11/2
笹木恵一
今月17日にゴジラシリーズ最新作『GODZILLA-怪獣惑星-』が公開される。
今作のゴジラは2017年11月2日現在公開されている情報だけでも、歴代で最も我々人類に甚大な被害を与えている強力な存在であることがわかっている。
今回はかつてゴジラと戦った歴代対ゴジラ兵器の中から、最も効果があったと考えられるモノのTOP 10を紹介しよう。
このランキングの審査基準はアクシデントや、例外的なゴジラのパワーアップによる逆転を考慮せず、それそのものの性能で最もゴジラを追い詰めたと思われる、またはゴジラの活動を完全に停止させた、人がコントロールできるものとする。よってガイガン等の自律型のサイボーグ怪獣や、氷に閉じ込める等の作戦勝ちに持ち込んだ轟天号は除外する。
簡単に言うと『変な邪魔が入らなければ勝てる性能なのに!』ということだ。なお今回は日本で制作された劇場公開作品のみ取り扱うので、エメリッヒゴジラやハンナバーベラも好きだけど無し。
出典:YouTubeムービー
登場作品:「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」
『M宇宙ハンター星雲人』というなんとも騒々しい名前で呼ばれる悪の宇宙ゴキブリが作った等身大のゴジラ型建造物。口から強力なレーザー光線を発射できる。これがえらくまた強力で、ゴジラが手も足も出せなかった。
とはいえただの建物なので動けない。ゴジラが射程距離まで近づいてこないと全く役に立たないうえに、耐久性も普通のビルと同じ。セキュリティの甘さから防衛軍に爆弾を仕掛けられ破壊されてしまった。子供たちは戸締りの大切さを学んだことだろう。
出典:YouTubeムービー
登場作品:「ゴジラVSキングギドラ」
キングギドラといえば宇宙怪獣として有名だが、この作品に登場するのは未来人が人工的に作ったカワイイ動物に放射線を浴びせて無理やり怪獣化したもの。そのキングギドラを無理やりゴジラと戦わせたはいいものの、フルボッコにされて虫の息。さらに23世紀のすごい技術でメカキングギドラとして復活させた。操縦席が設けられ、奇麗なお姉さんに操縦されたメカキングギドラは再びズタボロにされながらもゴジラと共に海の底へ沈む。ゴジラの破壊活動は食い止めたものの、すぐに復活されてしまったので9位に留めさせてもらう。しかし人工的に作られ、再三ゴジラと無理やり戦わせられ、海底に放置される可哀そうなメカギドラを見ていると生命の尊厳についてもう一度考えたいものである。
出典:YouTubeムービー
登場作品:「怪獣大戦争」「怪獣総進撃」等
倒せないなら操ってしまえ! ゴジラを操ることができればこれほど心強いものはない。まぁそんなことするのは大抵悪い宇宙人と相場が決まっているので困ったものである。しかし「怪獣総進撃」では怪獣のコントロール権が宇宙人から人間に移ったことで形勢が逆転する。物語の最後にはコントロール装置を超えた人間と怪獣の友情も描かれているのでみんな笑顔になれる。
出典:YouTubeムービー
登場作品『ゴジラ×メカゴジラ』『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』
ゴジラの骨を魔改造してメカを作ればゴジラと同じぐらい強くなるはず! たしか溶けてなくなったはずの初代ゴジラの骨をどこかから持ってきてそれをベースにメカゴジラを作ってしまった! 胸部に搭載したアブソリュートゼロはゴジラを凍結させてしまおうという兵器だが、燃費が悪く1度にエネルギーの40%を消費するというから困りもの。善戦したが活動停止に追い込むことはできなかったので7位どまり。あとよく暴走するシステムにも難あり。
出典:YouTubeムービー
登場作品:「ゴジラの息子」「ゴジラVSデストロイア」
そうゴジラったって所詮は爬虫類、寒さには弱いはず。シリーズ2作目の「ゴジラの逆襲」でも雪崩を起こし、ゴジラを氷の中に閉じ込めることで動きを封じている。合成放射能ゾンデは人工的に天気を操る装置で、ゴジラが住む島ごと凍結させ冬眠状態にしてしまった。超低温レーザーや冷凍ミサイルを搭載したスーパーX3は、熱が出て暴走しているゴジラを手際よく活動停止に追い込んだ。しかしやたらコスパが悪いらしく、2度の出撃だけで陸上自衛隊の来年の予算がパーに!
出典:YouTubeムービー
登場作品:「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」
こうなったらこの世界から消してしまおう! 小型のブラックホールを発生させて吸い込んで消すという歴代最も大胆な試みだったが、テスト中に別次元からメガギラスという巨大トンボを呼び込んでしまうという大ドジをこいてしまったが最終的には作戦成功、みごとゴジラを消し去った! エピローグではゴジラ生存の可能性がほのめかされるが、確定ではないのでとりあえず5位にランクイン!
出典:YouTubeムービー
登場作品:「ゴジラ(1984年版)」「ゴジラVSビオランテ」「シン・ゴジラ」
それぞれ仕組みは違えどゴジラを殺すことができないならせめて動きを止めてしまおうというもの。実際に三者ともゴジラの動きを封じることに成功している。勝って兜の緒を締めよ、作戦が成功したからと言って油断しているとどこかの誰かさんがドジをこいて全てを水の泡にしかねない。
これ等は多くの場合口から直接投与するのが望ましいとされる。薬は打つより飲むに限るぜ。
出典:YouTubeムービー
登場作品「ゴジラ対メカゴジラ」「メカゴジラの逆襲」
メカゴジラは数あれどその元祖は『ブラックホール第3惑星人』というこれまた騒々しい名前の宇宙猿人が作ったものだ。全身武器のすごい奴で体中どこを触っても武器が飛び出す殺獣マシン。ゴジラがスプリンクラーばりの流血をするほどに痛めつけたが、落雷の直撃により偶然身に着けた体を電磁石にするという謎の超能力でメカゴジラは動きを封じられ敗北。その後修理され再びゴジラをフルボッコにするが、操作系を司るサイボーグ少女が真実の愛に目覚めたことでシステムがダウンし再び敗北した。宇宙人は自分たちの切り札を恋愛したい真っ盛りの女の子に任せるのをやめるべき。
出典:YouTubeムービー
登場作品:『ゴジラVSメカゴジラ』
上記のメカキングギドラを解析し、23世紀のメカより高性能なメカゴジラを20世紀の人間が作ってしまった! 飛行メカガルーダと合体し機動性もアップ! 超能力少女のテレパシーでゴジラの弱点の位置を探り出し、ピンポイントでケーブルを突き刺し電流を流すというエグイ方法でゴジラを下半身不随にしてしまった! あとはなぶり殺しにするだけだったが、さっきまでゴジラと喧嘩してたラドンがゴジラと合体して下半身復活! ラドンのパワーでさらに強力になった熱戦でこんがり焼きあげられてしまった!
出典:YouTubeムービー
登場作品:『ゴジラ(1954年版)』
ゴジラを完全に抹殺することができた唯一無二の兵器。水中の酸素を破壊し、さらにその場にいる生物を液化してしまうという悪魔の発明。開発者の芹沢博士は核兵器以上の脅威になりえるとして、最後まで使用することをためらっていたが、ゴジラによる被害者たちの悲痛な叫びと己の失恋のショックもあったのか、たった一回の使用を決意。研究資料をすべて焼却処分したうえで、ゴジラの死を見届けるとともに自らの命を絶ち、その発明を永久に封印してしまった。
最新作ではゴジラと人類の戦いがアニメーションで描かれる。アニメーションならではの対ゴジラ兵器が数多く登場することだろう。果たして人類がゴジラに勝てる日は来るのだろうか?
幼稚園時代からレンタルビデオ屋に足しげく通い、多くの映画や特撮、アニメ作品を新旧国内外問わず見まくる。
中学時代に007シリーズにはまり、映画の中で使用される銃に興味を持ちはじめる。
漫画家を目指すも断念した過去を持つ(笑)。
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