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2017/11/19

Gunfire

ついにゴーグルにも技術革新! レンズにディスプレイ搭載へ!?


最先端の科学技術が投入される軍隊では目まぐるしいほどに装備の入れ替えが起こっています。

特に生命を守るための装備品やアイテムはその傾向が強く、プレートキャリアなどは定期的に強化や軽量化が施され新しいものが採用されています。その中で最近、少し話題となっているのがタクティカルゴーグル

今までのタクティカルゴーグルは防弾強度や過酷な状況での曇りにくさが焦点となっていましたが、今回は日光や強い光から目を保護する事を焦点に置いたゴーグルが開発されました。

その名も「Transitioning eye protection goggle」

ゴーグルのレンズに液晶ディスプレイの技術を組み込む事によってゴーグルにもなればサングラス代わりにもなるという画期的なアイテムです。それでは早速紹介していきます!

液晶ディスプレイ搭載の「Transitioning eye protection goggle」

今回のゴーグルを開発したのはアメリカ軍の新装備調達部門であるProgram Executive Office(以下:PEO)

今まで兵士達は室外では日光から目を守るためにレンズ濃度の濃いサングラス室内では無色透明のゴーグルというように使い分けていましたが、室外から急に室内に突入したり逆に室内から室外に出た場合、すぐに取り換える事ができないという問題がありました。

そこで、PEOが目を付けたのが液晶ディスプレイを搭載したゴーグルである「Transitioning eye protection goggle」

このゴーグルの仕組みを簡単に説明するとレンズ内に液晶溶液を満たし、電力を通電させることでゴーグルのレンズを無色透明にしたり濃いグレーにできるというものです。変更方法もゴーグルの上部に取り付けられたスイッチを押すだけのため非常に簡単で、0.5秒ほどですぐに切り替わるので急な環境の変化にも即座に対応できるようになっています。

ちなみに余談ですが私たちの身の回りでも光の強さによってレンズの濃度が変わる調光レンズと呼ばれるレンズを使ったメガネがありますが、調光レンズは紫外線の強さでレンズ濃度が変わる仕組みで変色までに約10秒ほどかかるため戦地では使える代物ではありません

また、このTransitioning eye protection goggleは既に完成して製品化されており、希望する兵士がいれば個別に販売するという形態をとっていますが、実用性が認められ、かつコストを抑えることができれば全兵士へ配布される可能性もあるのだとか。

一方で強靭性や被弾した場合にどうなるか気になるところですが、防弾性能については公開されている情報はなく、かといって現状のゴーグルより耐久性が下がることは無いと思いますので、いずれは全兵士に配布されていくのではないでしょうか。

まとめ

最近、アメリカ軍が発表される技術やプロジェクトを見ていると、いままでSF映画の中でしか実現していなかったことが、どんどん実現化していっているように思います。

今回のタクティカルゴーグルも「サングラス機能が追加された」と考えると微妙かもしれませんが、タクティカルゴーグルに液晶ディスプレイを搭載できるということは今後、タクティカルゴーグルにGPSや各種情報を表示できるようになるという事!!

もう少し科学技術が発展すれば、ゆくゆくはサーモ機能や望遠機能などが追加された万能のタクティカルゴーグルが登場するのではないでしょうか。

一見、夢物語に思えるような技術もアメリカ軍が必要と判断し開発に着手さえすれば、実際に登場するのもそう、遠い未来ではないかもしれませんね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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