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2017/09/22

Gunfire

Mugpul社が生み出した高火力なサブウェポン「PDR-C」!

Magpul PDR Sideview.png
By NotLessOrEqual – Own work, CC0, Link

今回紹介するのは熟練のサバゲープレイヤーであれば一度は耳にしたことがあるであろう銃器メーカーMagpul社が生んだ「PDR-C」

まるでSF映画に出てくるような最先端なデザインが特徴のPDR-Cは好き嫌いがはっきり分かれる銃ですが、FN P90やPDW系(後記)の銃が好きな人にとってはたまらない銃だと思います。

PDR-Cは外見通り非常に取りまわしやすく、個人的には女性プレイヤーにおすすめの銃だと思っています。それではさっそく紹介していきます!

Magpul社が生んだPDWのPDR-C


まず簡単に実銃のPDR-Cについて紹介したいと思いますが、このPDR-CはPDWの概念に基づいて作られた銃です。冒頭でも少し触れましたがPDWとはPersonal Defense Weaponの略称で主に補給部隊など戦闘が主な任務ではないけれど、場合によっては戦闘になる場合がある部隊に配備することを想定した銃です。

今までは戦闘が主な任務でない部隊には拳銃の弾丸を使用するサブマシンガンなどが配備されていましたが、拳銃用の弾丸では火力が低いという問題がありました。そんな問題を解決するために考えられたのが高火力なサブウェポン。

つまりPDWとは一言でいうと「アサルトライフルほどではないけれど、ハンドガンやサブマガジンより高火力な銃で取り回しも楽な銃」という訳です。実はこのPDR-Cも「ベレッタ92より高威力でカービン銃(小銃)より扱いやすい銃」というコンセプトで作られた銃だったりします。
 
 
少し前置きが長くなってしまいましたが、エアガンのPDR-Cについて触れていきたいと思います。
このPDR-Cを販売しているのはMagpul PTS社。

実銃メーカーだけあって非常にリアリティのある作りになっており、かなりの強靭性を感じさせる出来栄えとなっています。

素材は実銃と同様にポリマー製制で強度と軽量の両方を兼ね備えた設計となっています。全長は490mmというかなりコンパクトな作りとなっていますが、ブルパップ方式を採用しているため十分なバレルの長さを確保しています。ちなみにインナーバレルの長さは260mmとなっています。

重さも僅か2.2㎏で長時間つかっていても疲れを感じにくく、コンパクトに構えるせいか腕がだるくなるような事もありませんでした。ちなみにマガジンは70連のスプリング式マガジンが最初から備え付けられていますが一応、東京マルイのM4用マガジンと互換性があります。

ただ、マガジンによってはうまく給弾されない場合もあるので少し個体差があるように感じました。外見に関しては一切文句なし!はないのですが、代わりに少しネックなのが命中精度

20メートルぐらいまでは非常に集弾性があったのですが、それより長距離になると少し不満が残ると言った感じです。熟練プレイヤーには「外見は一流だけど中身は中華」といったほうがわかりやすいかもしれませんね。

元々長距離で撃ち合いをするような銃ではないのである意味コンセプト通りともいえますが、屋外フィールドでPDR-Cをメインウェポンとして使いたいという場合は少々手を加える必要がありそうです。

そして気になるお値段ですが日本での実売価格や約5万円。

東京マルイ製のエアガンを楽々買えてしまうほどの強気なお値段ですが、外見に関してはMagpulの名前を背負っているだけあって非常に素晴らしい出来栄えなのでメカボックス等をカスタムできる人にはおすすめの一品です。

ちなみに現在は製造が中止となっているため現時点で市場に出回っている分しか購入できません。もし欲しいと思われた方はなるべく早い段階で購入することをお勧めします。

Magpul社製なのにPTS社製ってどういうこと?

Magpul社はPDR-C以外にもエアガンを販売していますが、よく「Magpul社なのにPTS社製ってどういうこと?」という質問をされることがあります。

そこで、せっかくなので少しMagpul社とPTS社についてご紹介しておきたいと思います。

PDR-Cもインターネットなどで「Magpul PDR-C」で検索すると大抵の場合「PTS PDR-C」や「Magpul PTS PDR-C」といった商品がヒットします。

実はPDR-Cだけではなく、Magpul社が販売するエアガンにはすべてPTS社の名前が出てきます

Magpul社の正式名称は「Magpul Industries Corporation (マグプル・インダストリーズ・コーポレーション)」といいますが、実はこのMagpul Industries Corporationは三つの部門(会社)の総称なのです。

Magpul社には下記のように三つ部門(会社)があり、それぞれ役割が明確に分かれています

Magpul Industries Corporation
 ├Magpul Industries(マグプル・インダストリーズ)
 ├Magpul Dynamics(マグプル・ダイナミクス)
 └Magpul Professional Training & Simulation
(マグプル・プロフェッショナル・トレーニング&シミュレーション)

 
Industries:実銃のパーツやアクセサリーを設計・販売
Dynamics:タクティカルトレーニング用の教材の製造・販売
Professional Training & Simulation:エアガンやエアガン用のアクセサリーを製造・販売

そして三つ目の部門であるProfessional Training & Simulationの頭文字を取ったものこそが「PTS」

つまりPTSとはMagpulのエアガン製造部門なのです。

海外のエアガンはライセンス購入や代理製造なの色々ややこしい形態をとっている会社もありますがPTSは純粋な実銃メーカーMagpul社のエアガンというわけです。

まとめ

個人的にはPDR-Cはかなりカッコいい部類の銃に入ると思っているのですが、最初にも少し触れましたが意外と興味の無い人はとことん興味が無いようです。

ただ、実銃メーカーのMugpul社が作っただけあってかなり理にかなった作りになっており、特にインドアフィールドではかなり活躍できるのではないでしょうか。製造が中止されている事もあり、今後はどんどん品薄になると予測されますので欲しい方はなるべくはやくゲットしてくださいね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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