- コラム
懐かしの仮想戦記名タイトル『征途』 佐藤大輔編
2017/01/28
菅野 直人
すごいー! たーのしー!
2017/04/24
笹木恵一
よいこのみんなごきげんよう!
日曜日の朝8時といえば『仮面ライダーシリーズ』が放送中だが、かつてこの時間帯は『メタルヒーローシリーズ』と呼ばれる、メタリックな装甲服に身を包んだヒーロー達の活躍が放送されてた。
『宇宙刑事ギャバン』から始まるシリーズといえば思い出す方も多いだろう。
今回紹介するフィクションの中の名銃は、そのメタルヒーローシリーズ第13弾『ブルースワット』に登場する『BW-01ディクテイター』だ。
出典:toeimovies
『ブルースワット』とは地球に侵入した悪のエイリアンと戦う秘密組織。
第1話で組織は壊滅するも、たった3人の生き残った主人公たちがエイリアン軍団との孤独な戦いに身を投じていく。
出典:toeimovies
明らかに大人向けを狙った作風で、ヒーローの姿になるのも所謂「変身」ではなく、金属製のプロテクターを装着するというリアルな設定で、彼らの試用する武器も基本的には現実の兵器の枠を大きく逸脱しないものが多かった。
そんな中で最も多く使用され、今でも特撮ファンの間で語り草となっているのが『BW-01ディクテイター』なのだ。
出典:toeimovies
BW-01ディクテイターは対エイリアン様に開発された自動式拳銃で、チタニウムコーティングされた人口ルビー製9mmの弾丸を発射する。通常の装弾数は10発、ロングマガジンを使用することで32発まで装填可能である。発射の際にスライドがブローバックし、薬莢が排出される描写が、他のヒーロー番組の武器とは一線を画していた。
当然このディクテイターの玩具も発売されたわけだが、これがまた子供向けとは思えない代物となっていた。
『DX・電動ディクテイター01』として発売され、価格が7800円と子供の玩具としては高めの設定で、パッケージもモデルガンのそれの雰囲気を醸し出している。
玩具そのものはというと『電動ブローバックモデルガン』とでも呼ぶべきか、マガジンに弾丸を装填し、トリガーを引く度にモーター駆動でスライドをブローバックさせ、薬莢を排出するというかなり本格的なものとなっていた。
排莢をのぞき込み怪我をした子供もいたらしく、後期生産分からは排莢の勢いは抑えられている。
これ等の挑戦的な試みが当時の子供たちに受け入れられなかったのか、2クール目以降からはコミカルな演出や、良くも悪くも玩具的な武器が登場したりと、明らかに路線変更を強いられている。
しかしそれでも完全な「子供だまし」ではなく、大人でも楽しめる作品を作ろうという、スタッフのプライドは捨てられていない。
未見の方は是非一度、ご覧になってほしい作品である。
幼稚園時代からレンタルビデオ屋に足しげく通い、多くの映画や特撮、アニメ作品を新旧国内外問わず見まくる。
中学時代に007シリーズにはまり、映画の中で使用される銃に興味を持ちはじめる。
漫画家を目指すも断念した過去を持つ(笑)。
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