左ききのリボルバーを観よ！「寄生侵略 PARASITE WAR」

最近は撃ったり殴ったり爆発したりする刑事ドラマや映画が売れにくくなっていますが、去年の暮れにツイートで回ってきた多田愛佳（愛称らぶたん）主演の「寄生侵略 PARASITE WAR」という映画のカット写真で目が釘付けになりました。

なぜリボルバー！？

出典：https://www.cinematoday.jp/news/N0095750

たぶんこのニュースだったと思うのですが、よくみてみると左手で銃を握っているんです。こういう場合、たまに見栄えとかデザイナーのエゴで左右反転写真を載せたりするんですがコルトのサムピース（シリンダーを解放するときのボタン）が小さいながら見えるので正しい写真です。

すぐに「多田愛佳　左利き」検索してみると「左利き（ただし、ボールの投球は右である）」との表記が！！

これは珍しい左利きのドラマだ！！となったわけです。

でもなんでリボルバー？ ともなりました……

コルト キングコブラ

出典：寄生侵略 PARASITE WAR

らぶたんの愛銃はコルトの名銃「キングコブラ」の2.5インチモデルです。キングコブラは1980年代に産まれた38口径弾＆357マグナム弾を撃ち出すリボルバーです。我らのS&WでいうとM686です。

ちなみに同じように38口径弾＆357マグナム弾を撃ち出すパイソンやM19は1950年代の銃です。キングコブラは新しいということ。



出典：寄生侵略 PARASITE WAR

同僚は皆オートマチックを使っていましたがらぶたんはリボルバーを使っていました。左利きでわざわざリボルバーを使うなんて拘りか監督の指示以外ないと思いますがリボルバーファンとしてはありがたいです！




例えば最近のオートマチックは左利きでも右利き同様に操作できる作りです。わざわざ操作が面倒なリボルバーを選ぶなんて素敵！

左利きを味わう

出典：寄生侵略 PARASITE WAR

らぶたんの構え方はティーカップスタイル。



出典：寄生侵略 PARASITE WAR

同僚もティーカップスタイル。



出典：寄生侵略 PARASITE WAR

移動時、通常時は銃口を下に向けるタイプ（ローレディ）。



出典：寄生侵略 PARASITE WAR

ホルスターはよくあるスナップボタン式ロックバンドのヒップホルスター、ジャケットが短いのか劇中たまにちらちらします。



出典：寄生侵略 PARASITE WAR

スイングアウトは右手に持ち替えてやります。



出典：寄生侵略 PARASITE WAR

ヘッドショットシーンから想像すると使用弾は38スペシャルかなと思いました。余裕あるサイズの銃で38スペシャルを撃つ。例えばディテクティブやM36はらぶたんには握りやすいサイズでしょうが反動があり精密射撃はキツいかもしれません。

S&Wの回し者の私としてはM66の2.5インチを使って欲しかったですね



出典：寄生侵略 PARASITE WAR

暗所突入はハリエスです。反対の手でライトを握り、手首等で利き手をサポートします。



出典：寄生侵略 PARASITE WAR

ずっと点けてます。ハリエスで常時点灯は“動く的”になるのでやめたほうがいいと思います。

まとめ

もうすぐ戦後80年？ 人と人、国と国が戦うドラマは少なくなってきて、宇宙人やゾンビやロボットやAIと戦う設定が増えてきました。この作品も対人じゃないんだからマグナム弾で脳味噌ふっとばすようなスカっとする映像が観たかったですね。お時間ある方はぜひどうぞ！