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今回はレミントン社が販売しているちょっと変わった実銃についてのお話です。
レミントン社といえばポンプアクションショットガンのM870やライフルのM700などが有名だと思いますが、実はショットガンやライフルだけで無くハンドガンも販売していたりします。
そんなレミントン社の販売するハンドガンの中で異彩を放つのが「Remington 700 CP」。
この700 CPはハンドガンなのにボルトアクションという、非常に変わったハンドガンなのです。
レミントン社と言えば今年(2018年)の初頭に経営難で破産直前というニュースが流れたことは記憶に新しいと思います。
専門家達によるとレミントン社が経営難に陥った理由は銃の乱射事件や銃の規制によることが原因であるという見方が強いですが、そんな逆境の中でレミントン社が新たに開発したのが「Remington 700 CP」。
この700 CPは「Remington 700 PCR」というライフルをモデルに作られたハンドガンで、まるで700 PCRからストックを切り落としてバレルを切り詰めたようなデザインとなっているのです。
ただ、ハンドガンといっても使用する弾丸は.308ウィンチェスター弾や.223レミントン弾などのライフル弾で、実際のところはボルトアクションハンドガンというよりかはハンドガンサイズのライフルと言ったほうが正しいかもしれません。
この700 CPを見た人は、誰もがおそらくは「なんでわざわざハンドガンにボルトアクションを……?」と思っているのではないでしょうか。
実際、海外のユーザーたちも同じように感じているらしく、レミントン社にインタビューを行った結果、返ってきたのは
「だって、ボルトアクションは楽しいだろ?」
という台詞だったんだとか。
どうやら今回の700 CPは実用性より射手の楽しみを追及して生まれたハンドガンのようですね。
この700 CPは主に狩猟を目的として設計された銃ですが、通常の狩猟用ライフルと比べ荷物を減らせるといったメリットもあるようです。
ボルトアクションが楽しいことは大いに同意しますが、ハンドガンにボルトアクションが採用された理由は他にもあるようです。
その理由はアメリカの銃の規制問題やライフル所持にかかる税金。
アメリカは日本と比べると比較的簡単に銃を所持できますが、州によってはライフルなどの殺傷能力が高い銃を所持するには手続きが複雑だったり、所持ができたとしても高額な税金を納めなければいけないといった問題があります。
そんな問題を上手く回避したのが今回の700 CP。
700 CPはあくまでハンドガンのため、どの州でも比較的簡単に所持が可能で、かつ税金も安く済むという消費者にとっては非常に都合のいい銃だったりするのです。
また銃の仕組みや使用する弾丸は通常のライフルとほぼ同一の上、ストックさえ付け替えればほぼライフルと同じ様に扱えるというメリットもあります。
銃規制が進みつつあるアメリカで、手軽に銃を購入してもらえるよう工夫を凝らしたという事情がなんとなく見て取れますね。
いかがでしたか。
なかなか新しい試みであるボルトアクションハンドガン700 CP。
見た目は賛否両論あるかとは思いますが、個人的には非常に面白い銃だと感じています。
果たして海外ではこの700 CPが受け入れられるのか。
またレミントン社の経営は700 CPによって改善されるのか。
今後の動向が気になるところですね。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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