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2018/11/8

Gunfire

電子制御ライフル「FDM L5」!ライフルも電磁アクチュエーターで撃つ時代!

今回紹介するのは電磁アクチュエーターが内蔵された次世代のライフルについて!

最近は科学の進歩によりレールガンやコイルガンなどが徐々に一般化しはじめてきていますが、中でも最近注目を集めているのが電磁アクチュエーター式のライフル

なんと今までのライフルでは常識だったハンマー(撃鉄)の代わりに電磁アクチュエーターを使って弾丸を発射するライフルが登場してきているのです!

それでは早速紹介していきましょう!







■電磁アクチュエーター式ライフル「FDM L5」

出典:YouTube(Robert McGregor)

今回紹介する電磁アクチュエーターを内蔵したライフルの名前は「FDM L5」。

このFDM L5はアメリカに本拠地をおく「Forward Defense Munitions(フォワード・ディフェンス・ミュニション)」社によって開発が行われた次世代のライフルです。

そしてこの銃の特徴は電気の力で弾丸を発射するという点。

今までのライフルは板バネやスプリングなどの力を利用してハンマーで弾丸のプライマー(雷管)を叩いていましたが、その機関部を電磁アクチュエーターに置き換えることで機関部の簡素化と軽量化に成功したのです。

またFDM L5は5発分の弾丸が連なった専用の薬莢を使用しますが、実はバレルも縦に5本並んでおり、発射モードを切り替えることで5発ずつ同時に発射ができる非常に攻撃力のあるライフルに仕上がっています。

ただ、「電磁アクチュエーターってそもそも何?」と思っている人や「電磁アクチュエーターを使うことで何のメリットがあるの?」と思っている人も多いはず。

そこで次は簡単に電磁アクチュエーターの仕組みやメリットについてご紹介しておきたいと思います。

■電磁アクチュエーターってそもそも何?

私生活であまり「電磁アクチュエーター」という単語を耳にすることは少ないかと思いますが、電磁アクチュエーターとは非常に簡単に言い換えると「電気モーター」です。

電気を通電させる事によって電磁アクチュエーターが回転しますが、この回転をピストン運動に変換させることで弾丸のプライマーを叩き、発射させることができるというわけです。

■FDM L5の仕組みやメリット

電磁アクチュエーターのイメージは掴めたかと思いますが、次に電磁アクチュエーターを使用するメリットについて紹介していきます。

メリットその①「機関部が簡素化できる」

従来のライフルで弾丸を発射した場合、ライフルの機関部では下記のことが起こっています。
1.トリガーを引く
2.テンションが掛かっていたハンマー(撃鉄)が解放されファイアリングピン(撃針)を叩く
3.ファイアリングピンが弾丸のプライマーを叩く
4.発射
5.発射された際に発生したガス圧で遊底がスライドし、再びハンマーにテンションが掛かり、同時に弾丸の再装填が行われる

この仕組みは非常に良くできた仕組だと思いますが、これらの動作を行うにはスプリングや板バネなど様々なパーツが必要不可欠なため、銃の機関部は非常に複雑な作りとなっています。

また機関部が複雑になればなるほどパーツの精度が必要となり故障個所も増えるわけですが、電磁アクチュエーターの場合は機関部にモーターが一つあれば済むので非常に簡素化することができ、さらにパーツを減らすことで軽量化にもつながるのです。


メリットその②「トリガー1つで同時起動できる」

そしてもう一つのメリットはトリガー1つで複数の電磁アクチュエーターを起動させることができるという点。

今までのライフルはトリガーとハンマーが間接的に連結しているため、1本のトリガーでは複数のハンマーを稼働させることはできませんでした。

しかし、電磁アクチュエーターの場合は全て電子制御のため、トリガー1つでいくつでも同時に電磁アクチュエーターを稼働させることができるため、FDM L5のように一度に複数の弾丸を発射することが可能になるのです。

■まとめ

いかがでしたか。

電磁アクチュエーターを使用する場合、どうしても外部バッテリーが必要不可欠となるため個人の兵士が装備する事はあまりないかもしれませんが、装甲車に取り付ける機銃やオートタレットの仕組みとしては注目を浴びているようです。

ちなみに今回紹介したFDM L5は実際にアメリカ陸軍が購入し、新たな武器の開発に役立てているのだとか。

もしかしたら近いうちに新しい機銃やオートタレットなどが登場してくるかもしれませんね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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