- コラム
史上初の跳躍地雷型サバゲーアイテム「Enimine」!サバゲー界に新たな風を巻き起こすかも!
2018/05/20
Gunfire
すごいー! たーのしー!
2018/09/11
Gunfire
戦争の負の遺産である「地雷」。
第二次世界大戦が終わり、半世紀以上が経った今でも世界には膨大な数の地雷が埋まっており、対人地雷廃絶をめざす NGO法人「ICBL(International Campaign to Ban Landmines)」によれば1日に10人も地雷の被害者が出ていると発表しています。
一方で新技術や新しいアイディアにより低コストかつ安全に地雷を撤去する方法も開発されています。
そこで今回は現状を取り巻く地雷問題と、新技術や画期的なアイディアを使った地雷撤去方法について紹介したいと思います。
地雷の問題は日本ではあまり馴染みの無い問題ですが、世界では大きな問題であり、特に中東付近では死活問題となっています。
地雷の歴史は第一次世界大戦から始まり、もともと戦車を対象に考案された兵器でした。
しかし第二次世界大戦では歩兵をターゲットとした対人地雷が開発され、非常に効果的だったため、この頃には3億個以上の地雷が地中に埋められました。
そして戦争がおわって半世紀以上たった今でも1億個以上の地雷が埋まったままだと言われています。
また現在はオタワ条約と呼ばれる地雷の使用や生産を禁止する条約が設けられ、多くの国が署名し、地雷そのものを無くそうという動きがあります。
しかしアフガニスタンやイラク、シリア、ウクライナなど参加していない国では未だ対人地雷が使用され続けています。
また地雷は簡単に埋める事ができますが、撤去するためには膨大な労力と莫大な費用がかかり、大きな危険も伴います。
ちなみに地雷を一つ撤去するのにかかる費用は日本円にして約10万円と言われており、貧しい地域では撤去することすらできず、今も放置されたままになっています。
世界で問題となっている地雷問題に画期的なアイディアで解決を試みた人物がいます。
その人物はアフガニスタン出身のデザイナーであるマスード・ハッサニさん。
ハッサニさんは2012年に風を動力とする地雷撤去装置「Mine Kafon」を制作しました。
Mine Kafonは奇妙なオブジェのような形をしていますが、これは風を使って転がすおもちゃからヒントを得た地雷撤去装置で、地雷原で風の力を使って転がして地雷を踏ませて爆発させるというものです。
このMine Kafonのメリットはなんと言ってもコストが非常に安いという点。
使用されている材料は竹とゴムとプラスチック、後は少量の鉄で作られており日本円にして約3,000円で製作することができ、完全に壊れるまでに3個~4個の地雷を撤去できるといわれています。
またMine Kafonは風まかせため精度が低いように思われるかもしれませんが、中心部にはGPSチップが搭載されており、どのルートを通りどのエリアが安全地帯になったかを把握することもできるようにもなっています。
無人偵察機などで開発が進められているドローンですが、今では地雷撤去用のドローンも登場しています。
そのドローンの名前は「Mine Kafon Drone」
先ほど紹介したMine Kafonと同じような名前ですが、実はMine Kafon Droneを製作したのはMine Kafonの生みの親であるマスード・ハッサニさん。
地雷撲滅の活動を続けているハッサニさんはクラウドファインディング企業であるKickstarterにて出資者を募り、ドローンを使った地雷撤去方法を確立させました。
このMine Kafon Droneでは「マッピング」「探知」「爆破」の3つの工程で撤去が行われる仕組みとなっています。
最初の工程であるマッピングではドローンを飛行させ、どのエリアを探知するかを決定し、エリアが定まったら次は探知機を装備したドローンを飛行させ地雷を見つけます。
そして地雷が発見された後は別のドローンを使用して地雷の上に小さな爆発物を置き、ドローンが飛び立った後に爆発させることで地中に埋まった地雷を誘爆させる仕組みとなっています。
このMine Kafon Droneは安全かつコストも非常に安いため、地雷問題が深刻な国からは大きな注目を浴びています。
未だ解決の糸口が見えてこない地雷問題。
今は新技術の導入やマスード・ハッサニさんのような活動家のおかげで一年間の間に10万個の地雷が撤去されているといわれています。
しかしオタワ条約に署名していない国々が地雷の使用を続けているせいで、一年間の間に200万個の地雷が新たに埋められているとも言われています。
この地雷問題はまだまだ続きそうですね……。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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