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2018/02/11

Gunfire

バレルが2本のアサルトライフル「Snake」! それって本当に意味あるの!?

少し前の記事で2丁のコルトガバメントが合体したような2つのバレルを持つハンドガン「ツインガバメントAF2011-AF」についてご紹介させていただきました。

関連記事:ツインガバメント「AF2011-AF」の魅力! たぶんそれは見た目だけ……?

このツインガバメントはエアガン化もされる事となり、驚きの連続ではありましたが今回はその一歩上を行くダブルバレルの銃を紹介したいと思います。

そのダブルバレルの銃とはなんと「アサルトライフル」。

連射が可能なアサルトライフルをわざわざダブルバレルにする意味は果たして有るのでしょうか……。

それでは早速紹介していきたいとおもいます。

■イスラエル製ダブルバレルアサルトライフル「Snake」!

出典:Silver Shadow

今回紹介するダブルバレルのアサルトライフルはイスラエルの会社であるSilver Shadow社によって開発されたアサルトライフルで、その名も「Snake」。

ちなみに開発したのはSilver Shadow社ですが、販売はGilboa社が行っていますので「Gilboa Snake」とも呼ばれています。

そしてこのSnakeの特徴はなんといっても2本あるバレルと本体に突き刺さった2本のマガジン

銃本体のベースはAR-15(M16)なのですが、機関部やバレル、トリガーが2つあり、一度指を引けば2発同時に発射できる仕組みとなっています。ちなみに前回紹介したツインガバメントはハンマー部分が一体化していたため、どちらか一方のトリガーを引いても2発発射される仕組みとなっていましたが、今回のSnakeは機関部が独立しており、右のトリガーを引けば右から、左のトリガーを引けば左から弾丸が発射される仕組みとなっています。あと、念のために言っておきますが、このSnakeは決してネタなどで作られた銃ではありません。その証拠にSnakeは既に複数の種類があり、フルオートを搭載した軍用だけでなく民間人が持てるようにセミオートタイプのみ物も開発、販売されており意外と本気で製造されているアサルトライフルなのです。

■なかなかデメリットも多い「Snake」

とはいっても、いくら本気で製造されていたからといっても使えるか使えないは別の話だと思います。みなさんはこのSnakeを見てどういう感想を感じられたでしょうか。

おそらく「面白そう」とか「珍しい」と前向きな感想が多いかと思いますが、実際に使えるかどうかと聞かれると殆どの人は「使いづらそう」と感じるのではないでしょうか。私も非常に面白い銃ではあると感じているのですが、果たしてこのSnakeが役に立つのか疑問を感じています……。

個人的には「重量が重いSnakeを装備するより通常のAR-15を装備して、軽くなった分はマガジンを多く携帯したほうがいいのでは?」と素人ながら感じてしまいます。そこで、その疑問を解消するべくSnakeの開発された理由について調べてみました。

■活躍できる場はあるのか……? Snakeに秘められた開発コンセプトとは

実はダブルバレルの歴史は古く、第二次世界大戦頃から度々登場しています。当時のダブルバレルを採用した銃のコンセプトは「いかに沢山の弾丸を発射するか」だったそうですが、今回のSnakeについては全く別のコンセプトで開発されたとの事です。

そのコンセプトとは

1発しか発射でいないような一瞬のタイミングで2発発射する

特殊部隊などでは標的を射撃するタイミングが一瞬しか訪れないという事が多々あるそうです。そんな一瞬のタイミングで発射できる弾丸を増やし、少しでも命中する確率を増やすために開発されたとの事。たしかに開発コンセプト的には理にかなっている気もします。

ただ、ダブルバレルになったせいで命中精度は下がっているような気がしないでもないですが……。今後、Snakeの普及度合いによって、このコンセプトが正しかったかどうかが分かるかもしれませんね。

■まとめ

非常に珍しいダブルバレルアサルトライフル「Snake」。
いかがだったでしょうか。

個人的にはエアガンとして発売されて、サバイバルゲームで使えたら面白いんだろうなぁと思っていますが、初速の測り方やHop調整など、なかなか使い勝手が難しいエアガンになりそうな気がしています。

ちなみにYouTubeで実際の射撃動画などもアップされていますので、興味が沸いたら是非見てみてくださいね!

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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