- コラム
猟銃免許取得支援企画! 第5回「最初の難関『猟銃等講習会』」
2017/12/21
Gunfire
すごいー! たーのしー!
2018/01/30
Gunfire
今回紹介するのは猟銃免許を取得する上で最後の難関として立ちはだかる「射撃教習」についてです。この射撃教習は“教習”という名前が付いてはいますが、最後には猟銃講習会と同様に試験が待っています。
特に“試験”と聞くと試験内容や合格ラインが気になるのでは無いでしょうか。
そこで今回は射撃教習では実際に何をするか、どういった試験が行われるのかなどを紹介したいとおもいます。
この教習射撃は警察に教習射撃の受講を申し込んだ後、最寄りの射撃場にて丸一日かけて行われます。基本的には午前中に座学、午後からは実技を行い、そして最後に試験を実施するという流れになっています。
教習射撃の座学では猟銃等講習会で学んだ法律や猟銃の保管方法などではなく、猟銃の実際の取り扱いについて学びます。具体的には猟銃の構え方や基本姿勢、射撃場や猟場での取り扱い方などです。また、最低限の分解方法や清掃方法などもここで教わることとなります。
この座学で教わることはすべて重要な事なのですが、その中でも「不要時に引き金に指をかけない」「射撃直前までは実包を装填しない」といった、法律で禁止されていて事故につながる恐れのある行為についてはしっかりと覚えておく必要があります。
午前中の座学が終われば午後からは実技教習に移ります。実技教習はクレー射撃(アメリカントラップ)と同じルールで行われます。具体的には指導員の立ち合いの下、射撃場の射台に立ち、発射されるクレー皿に向かって実際に射撃を行います。
また、射撃教習では100発分の実包(実弾)が用意されていますが、そのうち25発は最後の試験で使用する事になりますので、75発分の練習ができることになります。ポイントとしては午前中に教わった構え方や基本姿勢をいかに実際に自分が行えるかがポイントとなります。
座学も実技も終わればいよいよ最後は実技試験です。
とはいっても、実はそこまで対した試験ではありません。実技試験の内容は、実技教習の時に行った事とまったく同じことを繰り返すだけなのです。また合格ラインも低く設定されており、試験では合計25枚のクレーを射撃することとなりますが、そのうち2枚を命中させる事ができれば合格となります。
「え? たった2枚でいいの!?」と思うかもしれませんが、実は重要なのは当てた枚数ではなく猟銃の取り扱い方法になります。
実はこの実技試験は射撃の上手さはそこまで重視していません。その証拠に先ほどもお伝えした通り、25枚中2枚を割るだけで合格という非常に簡単な試験となっており、普段からエアガンに慣れ親しんでいるひとは誰もが合格できそうな試験内容となっています。
しかし、実技試験にはもう一つの大きな採点項目があります。
その項目とは「猟銃の取り扱い方法」。
実は受験者が25枚のクレー射撃を行っているときに、指導員は後方にて銃の取り扱い方法について採点を行います。こちらは減点方式となっており、違反行為を行うたびに減点され、ある一定のラインを超えた場合は、たとえ25枚のクレーを当てていたとしても不合格となります。
採点項目の中には重大な違反(減点)項目があり、例えば銃口を人に向けたり、引き金に指がかかりっぱなしだったり、ましてや暴発させてしまった場合などは即不合格となる可能性があります。
とはいっても、座学と実技で学んだこと間違いなく実行できればそこまで難しい試験ではありません。
いかがでしたか? 実技試験と聞くと少し難しいイメージがありますが、実は特に大した事はありません。
特に禁止行為についても普段からサバイバルゲームにおいて「撃つとき以外はトリガーに指をかけない」「セーフティーではマガジンを外す」などのルールが守れている人はすんなり身に着くとおもいます。また射撃教習の指導にあたる指導員の方々は元国体選手だったり、現役バリバリの猟師さんがほとんどです。
もし分からない事があれば、この機会を活かして是非とも色々なことを聞いておきましょう。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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