日本では身近なライフルグレネード！ その割には知名度低くない！？

今回紹介するのはマイナーウェポンである「ライフルグレネード」について！

みなさんはライフルグレネードという武器をご存じでしょうか？ グレネードと聞くと多くの人はグレネードランチャーか、もしくはアサルトライフルに装着するM203 グレネードランチャーを連想するのではないでしょうか。

その他にも、RPG-7のようにライフルの先端にグレネード弾を装着して発射する「ライフルグレネード」という物が存在します。マイナーであることは違いないのですが実は日本にとっては身近な武器だったりもします。

今回はそんなライフルグレネードについて紹介したいと思います。

■ライフルグレネードってそもそもなんなの？

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まずはライフルグレネードとは何かという所から紹介したいと思います。

ライフルグレネードとは名前の通り、ライフル銃によってグレネード弾を発射する銃器の事です。グレネード弾本体は小型のロケット弾のような形をしており、ライフルの先端に装着し、ライフルのトリガーを引くことでグレネードを飛ばすという仕組みになっています。

ただ、アメリカ軍では現在、M203グレネードランチャーを採用しており、ライフルグレネードはほとんど使用されておらず、そのせいか海外映画やドラマにも登場しないため知名度は高くありません。

一方でライフルグレネードを採用しているのは、なんと日本の自衛隊。自衛隊では89式5.56mm小銃が自衛隊制式小銃として使用されていますが、その89式小銃に06式小銃てき弾とよばれるグレネードを装着し発射できるようになっています

■ライフルグレネードの仕組みと種類

ライフルの先端にグレネード弾を装着してライフルのトリガーを引くだけで何故グレネードが発射されるのか不思議に感じられている方も多いはず。

しかし、実は仕組みはいたって簡単です。

グレネードを飛ばす仕組みは大きく分けて二種類あり、その方法は「ガス圧」と「弾丸」です。

・ガス圧で発射する方法

ライフル側で空砲を発砲し、その際に発生したガス圧で先端に装着したグレネード弾を発射するという仕組みです。とはいっても、この方法はバレルに非常に負荷がかかりライフル自体が破損する恐れがあり、現在は殆ど使われていません。
 

・弾丸で発射する方法

ガス圧で発射する方法はグレネードをライフルの先端に装着し空砲を発砲しましたが、弾丸で発射する場合は空砲ではなく実弾を発射します。そして発射された弾丸が先端に装着されたグレネード弾を押し出しつつ一緒に飛んでいくという仕組みになっています。

■エアガン化もされているライフルグレネード！

そして、このマイナーウェポンであるライフルグレネードは実はエアガン化もされています。仕組みは至って簡単でエアガンの先端にエアガン用のグレネード弾を取り付けるだけ。専用のアタッチメントやグレネード弾が用意されている場合もありますが、基本的にはグレネードにガスとBB弾を入れた状態でエアガンの銃口の先にセットするだけです。その状態でBB弾を1発だけ発射するとバレル内を通ったBB弾がグレネード弾のトリガー部に衝突し、その結果グレネード弾からBB弾が発射される仕組みとなっています。

ただ、間違えてフルオートで何発もBB弾を撃ってしまうとバレル内でBB弾同士が衝突し、砕けたBB弾の破片がエアガンの故障に繋がる場合があるので注意が必要です。

■まとめ

如何でしたでしょうか。個人的にはカッコいい部類に入るライフルグレネード。既にエアガン用のグレネード弾を持っていれば自作もできなくはないと思うので是非試してみてください。

ただ、使う時は先端のグレネード弾を外すことを忘れたり、中に残っているBB弾を取り除く事だけは忘れないでくださいね。