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2017/10/28

Gunfire

テロとエアガンの意外な関係。サバイバルゲーマーも他人事じゃない!?

ここ最近、海外では過激派のテロや銃の乱射事件など悲惨な事件が相次いでいます。幸い、日本は銃社会ではないので日常生活において銃の危険性を実感することはあまりありません。

しかし、実は海外のテロ問題はサバイバルゲーマーにとって意外と身近な問題だったりもします。

その理由は「エアガン」

実は海外で銃による凶悪な犯罪が起こるたびにエアガンの存在が危ぶまれているのをご存知ですか? 今回はそんなエアガンと政治や法律についてご紹介したいと思います。

欧州連合の銃器指導改正提案でエアガンの規制強化?


今から約15年以上前の日本はエアガンに対して今ほど厳しい法律はありませんでした

しかし、極限まで威力を高めたエアガンを使用して走行中の車の窓ガラスを撃ち抜くという事件が発生した結果、2006年に銃刀法が改正され現在のレギュレーション(威力規制)が制定されました。

しかし、今回は海外で同様、もしくはそれ以上の事が起ころうとしています。冒頭でも少し触れましたが、欧州ではここ最近、凶悪なテロが発生しています。

特に2015年11月13日に130名の死者を出したパリ同時多発テロや2016年3月22日に35名の死者を出したベルギーのブリュッセル爆発テロなど記憶に新しいと思います。

そういった事件を重くみた欧州連合は「銃器指導改正提案」を提出し銃器に対して厳しい規制を設けようと考えました。

銃器指導改正提案の主な内容は実銃のコレクションとしての購入インターネット販売・購入の規制サイレンサーやセミフルオート銃の規制といった実銃に関しての規制がほとんどです。

しかし、その提案の中にはエアガン(海外では“エアソフト”)の所持についての規制も盛り込まれていました

幸い、欧州エアソフト協会の果敢な働きにより、『エアガンは銃器ではない』と認められ規制の対象外となり、従来通りエアガンは所持できる事となりました。ですが、一歩間違えればエアガンの所持すら許可されないという事態になる可能性もあったのです。

エアガンの所持すら許されないオーストラリア


この記事を読んでいる方の中には

「テロがあったからといってエアガンが所持できなくなるなんて大袈裟な……」

と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際に国によってはエアガンですら所持が許されない国もあります。日本人が知っている身近な国で例えるならばオーストラリア

オーストラリアは銃に関する規制が厳しく、許可が無ければエアガンの所持すら許されていません。2016年には実際にエアガンをひそかにコレクションしていた男性が逮捕されたという事件も起こっています。

「エアガンの所持が許可されない」という事は決して意外なことではないのです。

まとめ

いかがでしたか。今回の記事は読んでいて決して楽しいものではなかったと思います。実際の所、エアガンやサバイバルゲームに興味がない人からすると「銃のおもちゃで撃ち合うなんて野蛮だ」と感じている方も多いようです。

その上、土に還らないBB弾や二酸化炭素の100倍ほどの地球温暖化効果のあるガスガン用ガス(HFC-134aガス)など問題は山積みです。

そして、そういった問題は何かの事件が起きた時に一緒に問題視され規制の対象になりかねません。

善良なサバイバルゲーマーは現時点でもかなり肩身の狭い思いをしていると思いますが、これ以上、肩身の狭い思いをしないためにも一人一人が法律やルールをしっかり守り、楽しいサバイバルゲーム生活を送れるようにしましょう

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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