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サバイバルゲームに使うバッグやブーツを選んでいるときに「CORDURA」や「1000D」、「500D」といった表記を見たことはありませんか?
たまにメーカーの名前と勘違いされている方もいらっしゃいますが、実はこれはメーカーなどではなくて布の種類や強度を表しているのです。
CORDURAは元々強度が必要なミリタリー用品やアウトドア用品に使われていたのですが、最近ではビジネス用のバッグや普段着のアパレルにも使われ始めています。今回はそんなCORDURAの紹介や「1000D」が持つ意味について詳しくご紹介していきたいとおもいます。
まず、はじめに「CORDURA」についてですが、CORDURAとは第二次世界大戦の頃にDuPont(デュポン)社が開発したナイロン製の布の商品名です。
Dupont社は布の素材であるナイロンの配合を変えることにより従来の7倍の強度を持たせることに成功し、開発されて以降は強度が必要なミリタリー製品やバッグなど、様々な商品に使われるようになりました。
今では子会社化や買収などの関係でアメリカにあるINVISTA(インビスタ)社という会社の商標商品となっています。つまり、CORDURAとは日本でいう「西陣織」や「ちりめん」といった布の種類の名前で、CORDURAのタグが付いているという事は「ナイロンより7倍の性能を持つINVISTA社のCORDURAという布を使用している」という事になります。
CORDURAについてはご理解いただけたかと思いますので、次は「1000D」や「500D」の持つ意味について紹介していきたいと思います。
この1000Dや500Dは“CORDURA 1000D”という風にまるで型番のように使われていることもありますが、実はこの「1000D」とは正確には糸の太さを表しています。
この「D」という単位は「デニール」と読むのですが、このデニールという単位は
「糸が9000メートルあった時に何グラムの重さになるか」
という単位です。
糸の太さを重量で量るのは少し不思議な感じもしますが、糸自体は非常に細く計測が困難なため質量で計測することとなっており、1デニールは「9000メートルの時に1グラムになる糸の太さ」という意味になります。
当然、デニールの単位が増えれば増えるほど重さが増しますので、それだけ太い糸が使われているという事になり、太い糸が使われているという事は、非常に丈夫で耐久性があるという事になります。
ちなみにCORDURAの1000Dの場合、よほどひどい使い方をしない限り一生使えるぐらいの強度と性能を秘めています。
あと、余談ですが男性はデニールという単位はあまり馴染みがないと思いますが、実はパンストやタイツの厚みを表す際にデニールが使われているので女性の方は意外と知られた単位だったりします。(余談ですがストッキングは30D未満。タイツは30D以上という決まりがあったりします)
いかがでしたか。昔は耐久性が重要視されていたため1000Dじゃないと軍隊に納入できないという決まりもあったようですが、最近では軽量化の観点や500Dでも十分な耐久性があるということで、徐々に500Dのミリタリーグッズも増えてきているようです。
それだけCORDURAが丈夫であるという証拠でもあります。
また日常生活でもビジネスバッグやアウトドア用品など、耐久性が必要な商品についてはCORDURA が使われている製品がおすすめですよ。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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